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スズキあるある ホイールベアリング異音交換

スズキあるある ホイールベアリング異音交換

 

前回の続き、レッツゴー

この車両、フルタイム4WDなのでベアリングの異音確認のために

ジャッキアップしタイヤを空転させてもすんなり廻りません

試運転時に左右どちらから異音がしているのか確証持てませんでした

(多分、右だと思うが…)

なので、面倒ですがハブからドラシャを外し異音確認します

 

フルタイム4WDは異音確認がちと面倒

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まず、タイロッドエンド、ロアアームジョイント、キャリパーステーごと、ストラットボルト下側を外します

ハブのセンターロックを外し、ストラットボルト上側を緩めます

そうすると、ハブが抵抗なく回転できます

因みに2WD仕様はキャリパーステーごとを外すだけでハブが抵抗なく廻ります

再度タイヤを組んで手で廻してみます

 

はい、確定

では、レッツスタート!

ハブをスラハンで引っこ抜くのですが…

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中々抜けません

時間と体力の無駄なので後でハブを抜きます

ハブ付きでナックル脱着です

 

センサーは無理に外さない!

次にABSのスピードセンサを外すのですが、融雪剤散布地域、海岸線、漁業関係等、塩害が

出る地域ではセンサは90%ナックルから無事に外せません

壊してしまっては元も子もないので、ナックルについたまま、ハーネス付きでナックルを外します

センサハーネスのカプラを外し、ストラット上側のボルトを外しナックルを外します

はい、外れました

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ハブは力技でぶち抜く!

写真撮ってませんでしたがハブは裏から力技でハンマーでぶち抜きます

ハブの径にピッタリ合う使わなくなったソケットなどをあてがい、気合で抜きます

 

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この様にベアリングのインナーレースが付いてきます

これ、厄介ですよね

昔は難儀していました、昔は

 

時は金なり SSTは必要よっ!

今は非常に良いSSTがあって、コレなしではベアリング交換は苦労するでしょう

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インナーレースプーラとアタッチメント

ハブ専用のプーラーです

これで、インナーレースを抜きます

ナックルからベアリングを抜くのは流石に油圧プレスで作業します

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これは、ハブを組む所、最終段階です

 

外したのとは逆の手順で組んでいきます が…

作業中に気付いていたが、以前ベアリング交換した形跡がありました

 

他人の作業にケチは付けたくは無いけど

余りにもお粗末だろ…

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ここや、

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ここも

ブーツにグリスが付いていたので気になって拭いてみたら見つけた

あっぶねぇ~見逃すところだった

っつうか、きちんとやれよ!

 

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元通りに組んでからタイヤを組む前にタイロッドとタイロッドエンドを固定しているナットを緩め、仮締めします

足廻り脱着したのでトーイン狂っていると思われるからです

(十中八九狂います)

タイヤを組み、サイドスリップテスターで測定します

今回は予想を裏切り、狂いはありませんでした

ので、エンドのナットを本締めし、試運転、完了となります

 

インナーレースプーラーは持っていて損は無いです

数台作業で償却出来ると思います

早く確実に作業するためにも持っていない工場さんは用意してみては?